ChatGPTを使っていると、別のチャットで話した内容を把握しているように感じることがあります。
新規でチャットを作ることが多い中、別のチャットの内容も参照できるなら非常に便利に感じる反面、実際はどうなのか気になっている方も多いと思います。
そこで本記事では、ChatGPTが別のチャットを参照できるのかについて解説します。
ChatGPTは別のチャット内容を参照するのか
結論から言うと、ChatGPTは原則として別のチャット内容を自動では参照しません。
ただし、条件次第では過去情報を前提に回答しているように見える場合があります。
まずは基本仕様を押さえ、仕組みを正しく理解していきましょう。
基本仕様として別チャットは自動で参照されない
ChatGPTは、現在開いているチャット内の文章のみを文脈として扱います。
新しいチャットを開始すると、それまでの会話内容は引き継がれません。
別スレッドの発言や過去のやり取りが、自動で読み込まれることはありません。
そのため、何も入力しなければ、AIは以前の会話を知らない状態になります。
これはChatGPTの基本設計として決まっている仕様です。
明言はされていないが、たまに参照することもある
よく言われている見解としては「参照しない」が正なのですが、実際に私が使っている際に、明らかに別のチャットの内容を参照してくることがありました。
過去に「痔の治し方」について相談したのですが、それ以降、新規のスレッドを立てたときに痔に対する影響が入るようになりました。(えぇ……)

例えば料理のもう1品を提案してもらうと、「痔でも安心!」みたいな補足が入っており、常に痔の人みたいになって少し嫌ですね(笑)
私はPCとスマートフォンのそれぞれ別アカウントにて使用をしているのですが、今回の事象が見られたのはスマホだけでした。
もしかすると、色々とテスト運用のようなことをしているのかもしれないですね。
ChatGPTで別のチャットの内容を参照させる条件
前述の通り、基本的には別のチャットの内容は自動では参照されないものの、例外的に過去情報が使われるケースも存在します。
これらはすべて、ユーザーの操作や設定によって成立するものです。
どのような条件で情報が引き継がれるのかを知ると、挙動が理解しやすくなります。
ここでは代表的なパターンを整理して解説します。
ユーザーが明示的に過去内容を伝える
過去チャットの内容について質問をした場合、その情報は文脈として扱われます。
(前提、同一アカウントでログインしている必要はありますが)

上の画像は私が過去にブログについて相談をしたことがあったのを、新規のチャットを立ち上げてから再度覚えているか質問をした結果になります。
「以前こんな相談をした」と文章で伝えれば、それを前提に回答が行われます。
これは自動参照ではなく、ユーザーが情報を再提示している状態です。
プロジェクトで前提が提示されている
また、プロジェクト機能を使っている場合も似たような挙動をとることがあります。

プロジェクトとは、メニューの中にある機能のことです。
特定のテーマや目的ごとに、チャット・指示・ファイル・進捗をひとまとめで管理することができます。

上記の画像のように、プロジェクト機能では前提となるような情報を入力することができるため、別チャットでも同じ前提を理解した回答が行われます。
メモリ機能のアップデートで自動参照されているケースも
また、2025年6月以降、無料アカウントでもメモリ機能のアップデートが行われました。
メモリ機能では、ユーザーの指示や傾向を保存することがあります。

本機能は上の画像のように、パーソナライズという設定でオンオフが切り替えられます。
この機能が有効な場合、別チャットでも内容が反映されることがあります。
ただし、保存される情報は限定的で、会話全文が対象ではありません。
ChatGPTとの会話を使いこなす
ChatGPTが必要なタイミングで自分とのこれまでのやり取りや指示を参照してくれると、自分好みのAIコンシェルジュができたみたいで嬉しいですよね。
残念ながら現時点では自動参照まではいかないかもしれませんが、設定や指示次第で別のチャットのやり取りを呼び出したり、一部参照したりすることはできそうです。
では、また別の記事でお会いしましょう。